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新潟県南魚沼市六日町2643番地1

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病院事業管理者あいさつ

病院事業管理者あいさつ

 南魚沼市の病院事業では、現在、南魚沼市民病院(140床)と市立ゆきぐに大和病院(45床)の2つの病院を一体的に運営しています。
 両病院の共通の理念は『地域住民の「生きる」を支え続ける』です。瞬間的、即時的に市民を救命することは勿論大切ですが、『市立』の病院としては、健康づくりから早期発見、急性期、回復期、在宅医療と連続して行い、看取る時まで支え続けることを使命としています。
 一方、当市は、東京23区に匹敵する面積を有する中で、多くの交通弱者の存在、人口減少、労働力不足、世代間負担などの2040年問題など、持続的な地域医療の確保が益々厳しくなっていくものと思われます。

南魚沼市病院事業管理者

外山千也(とやませんや)

 したがって、南魚沼市民病院の当面の経営戦略としては、魚沼地域医療構想に基づき、高度急性期医療を担う魚沼基幹病院はじめ、市内(外)の他の病院、診療所とも連携を進める地域医療の拠点、更には南魚沼市自体が介護保険の実施主体であることから、地域包括ケアの拠点を目指しています。
 このため、まず、予防医療を推進することとし、南魚沼市民病院に隣接して、健診センター(現在のゆきぐに大和病院の附属施設である健友館)の機能を充実して移転し、令和8年度のオープンを目指しています。
 更に、医師の働き方改革に合わせ、医療資源の集約化と分散化、更には看護師等へのタスクシフティングにも取り組んでいきます。
 そして、入院機能の集約化と急性期(HCU)病棟、地域包括ケア病棟(病床)、回復期リハビリテーション病棟の整備といったケアミックスを進めるとともに、城内診療所の附属診療所化、訪問看護ステーションや居宅介護事業所の拡大、往診、訪問診療も実施しています。その他、外来には40床の透析病床を設置し、地域における腎透析センターの役割も果たしています。
 なお、自治医科大学の総合医学1に南魚沼地域医療学講座を寄附講座として設置し、特命教授、特命講師、特命助教の3名が南魚沼市民病院で勤務しています。また今年度から新潟県のご指導もあり、北里大学医学部の南魚沼市地域枠がスタートしました。
 市民のニーズに応え、市民から選んで貰える病院を目指し、職員が一丸となって日々様々な改革に取り組んでいきます。

2023年6月 南魚沼市病院事業管理者 外山 千也

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