1か月地域医療研修として南魚沼市民病院でお世話になりました。1か月という短い時間でしたが、とても有意義な時間を過ごせました。これも上級医の先生、看護師さん、関係者皆様のおかげであり、この場を借りてお礼申し上げます。
市民病院での研修は、主に外来と病棟業務でした。外来では、検診異常や感冒症状などで受診する人の診療でしたが、どれも初めての経験で不慣れなものでした。しかし上級医の先生は丁寧に教えてくださり、看護師さんもとても親切に対応していただいて日々の外来が苦になることはありませんでした。実際に診療すると時間のやりくりや判断などで、悩むことが多かったような印象です。これまで上級医の先生方が「外来はつらい、時間がかかる」などと漏らしていて、実際に自分自身も外来診療を行い「こういうことか」と身をもって知りました。しかしわからないことを調べたり、自分なりの診療をするのを楽しんでいる自分もいました。医師としての能力なども上がりますし、基本的なジェネラルに診れるということは大事だなと改めて実感した1か月でした。
また訪問診療などは初めての経験で、無医村地区などに行くのも貴重な経験でした。改めて医療過疎に考えさせられる研修だったと思います。
また南魚沼は食事が美味しく、なんといっても日本酒が美味でした。自分はそこまでお酒に詳しくないのですが、多少は知識も増えました。友達に「八海山ってどこにある山か知ってる?」と自慢げに聞いてみようと思います。
天候としては、雪が降っていない日がないくらい降雪が多かったです。予想もある程度はしていましたがやはり実際に暮らすと驚くことが多かったです。道路が凍らないように、小さいスプリンクラーのような消雪パイプは降雪地域ならではと思います。何度顔に水をかけられたか、数えきれません。
1か月という短い時間でしたが、まだまだ自分は一人ではなにもできないのだと実感しました。失敗も多々ありましたが、全部雪のせいとお酒のせいにしておきます。これからもっと精進して立派な医師になりたいと思っています。
本当にありがとうございました。